こんにちは。夕佳です。このコラムの名の由来はこちらを御覧ください。
1月20日の19時ごろ、太陽は水瓶座へ移ります。
年末年始のお祭り気分も終わり、仕事が始まり、日常が始まっていく。年は変わったものの年度末までは少し時間もあって、宙ぶらりんだと感じる季節、それが水瓶座の季節なのかもしれません。決定された未来がないというのは、もしかすると未来を自由に描けるということなのかもしれません。
水瓶座は、自由と革命の星座です。合理的でないことは好みません。この社会がより良くなるためにはどういったことが必要なのか、その為には、足かせになっている制度は変えていくべきだというのがこの星座です。
個人的な喜びも尊重しますが、みんなの喜びも大切にしたいと考える星座。わがままのようで、わがままではありません。自分のわがままも人もわがままも大切、みんな好きに生きたらいいし、でも、孤独になる必要はなくて協力できるところはしていこう。そんな星座です。
年明け、「渚にて」というバンドのライブに行っていました。場所は、難波ベアーズ。去年『遠遊』というアルバムが発売されて、そのレコ発ライブでした。「渚にて」は、柴田伸二さんと竹田雅子さんというご夫婦を中心としたバンドです。以前、私がこのバンドのライブに行ったのは2004年のこと、心斎橋クワトロにて。その時の多幸感が忘れがたく、再び味わいたくて行ってきたのですが、今回は、前回の怒涛のような幸福感とは違ったかもしれません。もう少し、さっぱりしていたように思います。
ただ、とても幸せな気持ちになるということには変わりありませんでした。柴田さんの顔がチラッと見えるかなというくらいお客さんでいっぱいで、うるさいお客さんたちではないけれど、熱気はすごい。今月末、東京でもライブが行われるようですが、行きたくなりますね。何回でも見たいと思ってしまいます。
同じタイトルということもあって、なんとなくネビル・シュートの『渚にて』を、ライブに行った後、購入して読んでみました。
第三次世界大戦後の放射能に汚染された地球が舞台です。自分の終わりが見えている、そんな状況の中で淡々と生きる人々が印象的でした。先が見えていたとしても、普通に生活を続けたいと考える。来年はもう死んでいるかもしれないけれど、家庭菜園をしたり、子どもを産んだり、恋をしたりする。生きようとする。大事な人は最後まで大事にしようとする。
因みに、この小説に出てくる潜水艦は「スコーピオン」という名前です。スコーピオンはサソリです。蠍座の守護星冥王星はプルートです。プルトニウムの語源となっている星です。
冥王星は核兵器ともゆかりのある星とされています。そして、水瓶座の守護星は天王星ウラノスです。ウラノスはウランの語源になっている星。
山羊座の季節で、現実的なことと向き合わざるを得なかった私たちが、ふと、そら現実は大切なんだけど、そればかりになっていてもなぜか埒が明かない、と、思い始めるのが水瓶座の季節なのかもしれません。
お金のために働いても、不思議とお金は残らないし幸せじゃなんてときがあって、それが嫌になってやりたいことやってみたらうまくいったとか、夢みたいな話だけれど、そういうことがたまにあります。
それを、後押ししてくれるのが水瓶座。
先が見えていても、人は幸せを求めるし、一人ではなく人といたいと感じるときがある。音楽がこの世からなくならないのも、音楽でお腹いっぱいにはならなくても、何かがいっぱいなるからで、演者から直接音楽を聴かせてもらうことで、とんでもない量のエネルギーを得ることができるから、ライブ会場で他のお客さんと同じ思いを共有することの喜びを知っているから、食費を削ってライブに行くという人もいるかもしれない。
人には、時として、お腹よりもいっぱいにしたいものがあるのかもしれません。
世界は、牡羊座から山羊座の要素だけでも作ることができるはずなのだけれど、その後に続く水瓶座と魚座の要素が、人間にはどうも必要らしいのです。
一人では弱い存在でも、仲間がいることで強くなれたような気持ちがする。その強さは、誰かを打ち負かすために使われるものではなくて、自分が自分らしく生きるために使われるもの。
世の中にはいろんな人がいて、いろんな役割がある。それぞれの役割を果たすことで、社会はより良くなるに違いない。今ここにある決まりごとがすべてではない。そんなことを水瓶座は思い、それを現実化しようとする星座です。
寒く暗いこの季節。外に出て活動的になろうとは、なかなか思えないかもしれないけれど、暖かい部屋で友達と話をするのなら楽しめそうです。
水瓶座は風の星座、コミュニケーションは大切です。
また、インターネットも水瓶座の分野。こちらも、暖かい部屋で楽しめることですね。水瓶座の季節、「こうでなければならない」という考えは、少し脇に置いて、いろんな考え方に触れるのも良いでしょう。
自分ひとりでは思いつかないような発想に出会えるかもしれません。
わくわくしてきたら、部屋に閉じこもっているのがもったいなく感じるかもしれません。
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さて、あなたがカードの聞きたいことを心に思い浮かべて、6枚の中から1枚選んでください。直感で、好きな絵柄で、または、何か引っかかりを感じるものを選んでみてください。
少しルールをお話しすると、先ほどもお話しましたが、今回のテーマは水瓶座です。この星座に関連したカード6枚を選んでいます。この星座に太陽が位置する期間は、今年は1月20日19時すぎから、2月19日9時前まで。
次回は、魚座に太陽が移る少し前に更新する予定です。そして、カードも魚座に関連するもの。毎回、その時期の星座に関連したカードが登場します。