yoshikazunamiki2014oct

並木良和 先生 インタビュー『健康と病気』-vol.1-

ご好評を頂いている並木良和先生のインタビューシリーズ、続いてのテーマとして『健康と病気』についてお話を伺います。今回のインタビュアーは、二年前に発症した病気をきっかけに、並木先生のワークショップに参加されているAさんにお願いいたしました。


<スポンサーリンク>



 

Aさん(以下Q);今日のテーマである『健康と病気』については、人が一番気になるものじゃないかなと思います。

並木良和 先生(以下N);そうですね。ぶちあたりますから尚更ですね。

Q;では、まず最初に『人はなぜ病気になるのか』という基本中の基本の部分をお聞きしたいのですが。

N;病気の原因も様々なんですけど、例えば、生活習慣での『不摂生』によって自分の身体を病んでいく、害していくということはもちろんあるんですね。それがひとつ。そして『カルマ』といって、病気をすることによって身体が不自由になることもありますよね。その不自由さを味わうことで、自分の魂に足りない資質を見出そうとしたり、学ぼうとしたり、ってところからその病気を引き起こしていることもあります。もうひとつは、いつもお話しているようにサインです。自分が本来の自分に一致した生き方から外れていると『ズレてますよ、外れてますよ。』ってサインを出してくる。この3つが、基本的には病気の原因として挙げられます。

その病気の原因の『自分の不摂生』等は、もちろん肉体だけではなく、エネルギー体というものも乱していくんですね。例えば、チャクラが非常に乱れ始める。要するにチャクラのバランスが均衡がとれている状態が健康だとするならば、その均衡が崩れ、バランスを崩していくので、肉体レベルにいろいろと症状として出てきたりすることがある訳です。

まず、一番最初に重要なのは、肉体ではなくて、本当はエネルギー体なんですね。要するに、川上から川下に流れる流れってあるけれども、これって川下から川上には絶対流れないでしょ?下から上には流れないですよね、基本的には。それと同じ様に、まずエネルギー体から曇っていきます。なんでもそうなんですが。エネルギー体からバランスを崩すんです。それはいわゆる、この肉体の外側にある『エネルギー的なカラダ』とチャクラ』っていうところがバランスを崩していって、それからだんだんだんだん肉体に降りてくるんですね。これが病気のメカニズムです。

だから『いきなり肉体に病気がくる』っていうことは、絶対にないです。必ずエネルギー体にバランスの乱れ・崩れがでて来て、そこから降りてくるんです。最終段階で肉体にでてきます。だからヒーリングの場合では、肉体を癒すというよりも、まずエネルギー体を整えるんです。チャクラを整えてみたり、オーラを整えてみたり。エネルギー体を整えることで、そこのバランスが肉体に現れてきます。そして肉体のバランスも整っていきます。

Q;そうしますと、病気の大小の違いとは、例えば、運動をして筋肉痛になったり風邪をひいた位のレベルと、もう一方は本当に身体がどんどん蝕まれてしまって心筋梗塞や脳卒中になったり。後者は、本人の気づきが遅かったのでしょうか。

N;そうです。サインとして出ているものを、自分がそのサインに耳を傾けていけば、(進行が)停まるだけでなくて回復の方に向かっていくんですね。

簡単な例で言えば、働き過ぎですよってことで、身体が病気を起こしたとします。『こうでもしないとこの人は止まらないから』って。強制ストップという様な形で、大きな病気として現れます。でもその人が「そうだな。身体を酷使してきたな。自分の時間を大切にして来なかったな。自分の気持ちを振り返る時間もなかったな。」と『自分にしっかりと向き合う』ってことができるようになると回復に向かっていくんです。

それでも「休んでられないから」って病室に仕事を持ち込む人もいますよね。そうなると更に耳を傾けていない状態になるので、もっと蝕まれていくしかないんですよ。

Q;現代人として、サラリーマンは皆ちょっとした風邪は薬を飲んで熱を下げて出社したりすることが多いですよね。それはやはり逆らっているということですね。

N;そういうことです。自分と一致していると体調も崩しませんよってお話したことがあると思いますが、風邪っていうものも、そうなんです。風邪すらひかない。周りで風邪が流行っていても、ひかなかったりする訳です。そこの波長にチャンネルが合ってないから。

Q;そうですね。でも、現代人はほとんど無理していますよね。特に日本人は。

N;多いですよね。だからやっぱり、世の中に風邪にしてもインフルエンザにしても何にしても、常に病気の情報ってでてるでしょ?

Q;はい。そしてそのサインを見逃していると…。今がんって多いですものね。

N;だから『サインである』という捉え方ができるかどうかってすごく重要なんですよ。まず人間は、がん等になると特にそうですけど「死んでしまう!」「もう、い、命が!」「『サインだ』なんて言ってる場合じゃないわよ」って。もう、スピリチュアルを学んでいる人だってそうなっていくんだよ。「『がん』なんてなったら、スピリチュアルとかって言ってる場合じゃない」って(苦笑)。もうこれは本末転倒なんですね。

本当にその時に、それを「あ、サインなんだな」って捉えて、そして自分を振り返り、自分の生き方をもう一度見直すチャンスとして受け止められるなら、その人のステージは何個も上がって行くことになるわけですよ。結局言い方を変えると、それくらい大きな出来事を起こして、目を醒まそうとしている訳だから。

Q;がんの話になっていますが、インターネットで調べればこういう症状はどういうステージ・状態まで進んでいて、その生存率が何%という世の中のネガティブな情報によって、患者はとても心穏やかにはいられないし、家族も巻き込みます。そして大概の人は「とても怖い」と死への恐れを抱きます。

どんな人も、魂や精神的なこと・スピリチュアルな世界を学ばない限り、恐れは取れないものなのでしょうか?

N;恐れも限界の限界までいくと、いわゆる、恐れの極みまでいき「ここまで下がって最大限に下がって。そしてどん底までいくと、上がるしかない」って言ったりするでしょ?それと精神的には同じこと。どん底まで恐怖を味わう。後はもう『手放す』っていう心境になります。「もう、降参します。」って。恐れすらも。

恐れでワーとかキャーとかウーってやってることすらも「降参して手放します。」っていう状態になったりします。その時にその人は浮き上がります。そして、そこから精神的に上がっていくことが起きた時には、肉体が奇跡的に回復するみたいな状態になるわけです。本当は奇跡じゃないんですけど。

<スポンサーリンク>




Q;がん患者のBlogをみていると、更新が途絶え亡くなってしまったというパターンがありますが、その人は恐れを手放さず、自分も振り返らず、死をむかえてしまったということなのでしょうか?

N;ううん、振り返っていても、例えば恐れだったら、恐れっていう部分を要するに克服ができなかったんです。恐れを手放すっていうことができなかったんです。

Q;そういう方が多いですよね、実際は。

N;そうですね。でもね、例えば、その克服っていうものができていて、本当に心穏やかになっていて、自分の状態を受け入れていて。「そういう風になっていても亡くなる方はいませんか?」と聞かれたら、そうではなく、亡くなる方もいます。それは例えば『自分が身をもって肉体を抜ける・肉体を去る』ということを周りにみせることで、周りの人達の学びに貢献していることもあったりします。 厳密な言い方をすれば。

Q;そういう役目の人もいると…。

N;中にはいます、ということです。が、多くの場合は、なかなか恐れを手放せずにいますね。手放したと思っていても、手放せてないってこともよくあって。

これも時々お話しているのですが、あるお坊さんが、自分が宗教を極める中で、死の恐怖を克服し、自分の精神のバランスもとれるようになって。そういう人が病院にがんで入院された時があったそうです。その時告知するかどうか、お医者様が聞いた際に、そのお坊さんは「自分はそういう覚悟は、今までの修行の中でできているので全然問題ありませんから言ってください。」とおっしゃったので「あ、そうか。こういう宗教的な背景がある人なら大丈夫なのかも知れないな」とお医者様は思い、告知したんだそうです。

ところが、そこからお坊さんは取り乱してしまって大変なことになってしまったそうです。自分では克服できたつもりでいても、実際にはできてない。そういうこともあったりするんです。

Q;恐れが原因であることを皆が知って手放していくと『治る』ではないけれど、良い状況に行くということですかね。

N;その状態にとどまっている必要がなくなるんですね。本来、僕たちは、健康な状態って自然なことなのです。なにかバランスを崩すので病気になります。病気で学ぼうとしたり、教えようとしたりするけど、皆がそういう意識でなくなれば、病気っていうもの自体を存在させておく理由がなくなるんですね。

Q;気づきの材料なんですね。

N;そうなんです。本当に命と向き合うことになるでしょう? 例えばがん等の場合は特に。大きな材料になるんですよ、病気っていうのは。題材になります。

vol.2に続く


「並木良和 先生 インタビュー『健康と病気』-vol.1-」への3件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です