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UMEBOSHI★ONIGIRI TAROT URANAI? -2014 scorpio-

こんにちは。夕佳です。このコラムの名の由来はこちらを御覧ください。

23日の夜、太陽は蠍座へ入りますが、もちろん、今回のテーマは蠍座。先日、友達とピクニックをしていて、このコラムの話になりました。友達に「蠍座ってどんな星座なの?」と、聞かれ、「厳しいけど情が深くて、でも嫉妬深いところもあって、一度怒らすと忘れてくれなくて・・・」とかなんとか説明していました。その日の帰り、なんとなく荒木経惟さんの展示あるってどっかで見たななんて考えていたのですが、家に帰って、ネットで検索したり、家にある荒木さんの本を読んだりしていて、「これって、蠍座っぽいのでは・・・」と、思いました。遅いですよねえ。mapplethorpe and araki

荒木さんのインタビューを読んでいて、そこには「死」とか「愛」とか「エロス」という言葉がたくさん出てくる。(因みに、タロットカードの「死」は蠍座と対応しています。)荒木さんの出生時間がわからないので、正確なホロスコープはわかりませんが、蠍座には星はなにもないようです。右目を失明されて、それでも写真を取り続けておられて、個展もどんどんされて、そのフットワークの軽さを見ていると、ほんと双子座っぽい(荒木さんの太陽星座は双子座です。)。

でも、おっしゃっていることはとても蠍座っぽい。「死」とか「愛」とか「エロス」とか、大変蠍座っぽい。おっしゃっていることだけでなく写真ももちろん蠍座っぽい。奥様の陽子さんを亡くされて、愛猫のチロちゃんを亡くされて。愛して、情を交わしてきた人、猫。そして、亡くなっていく様子、その後。それが写真の中にある。

性や死はあまり表立ってはいけないものとして、この社会では存在していますが、蠍座は「秘密」担当でもある。となると、荒木さんの写真はとても蠍座っぽくないところもあって、それは、性や死が秘密でないというところ。荒木さんのホロスコープが益々気になります。表現している内容は蠍座っぽのですが、その表現の仕方は蠍座っぽくない。私が、荒木さんの写真に惹かれるのは、本来、隠されているものが日常と紛れてちゃんと存在しているからで、普段、人間の生活を振り返ったらそんな分かれているものでもないですよね。私たちの生活の中に蠍座はちゃんとそこにいる。秘密でもなんでもなく。

死んだ人には触ることができなくなるので、私はさみしいと感じます。死んだ猫に対しても同じ。蠍座は触ることができなくなることに対してどう感じる星座なんだろうと思いました。性とも関わるけれど、生殖という意味合いがより濃いとも言われています。「触る」と、なってくると、蠍座の180度反対側の牡牛座の担当かもしれません。牡牛座は「自分の財産」を、蠍座は「相手の財産」を表します。「もう触ることができない」というのは自分の執着から来るのだろうけれど、相手のものだからという割りきりがあれば、さっと手放すことができるのだろうか?とても嫉妬深いといわれる蠍座が?でも、蠍座は愛情深い星座です。深すぎるくらい。「触りたい」は愛情からくるものではないの?(牡牛座が愛情深くないと言っているのではありませんよ!)蠍座は水の星座です。水は感情や愛情。五感より感情なのかもしれない。「触りたい」より、もっと別の何かで死を感じるのかもしれません。触ることができないことより、愛情が薄れることを、一緒に過ごしたときに湧き上がった感情が薄れることを寂しいと感じる星座なのかもしれません。だから、忘れない星座なのかもしれません。執念深いといわれる所以は、そんな深すぎる愛情のところからくるのかもしれません。

出版された当時は、辛くて見ることのできなかった写真集『チロ愛死』、注文しようかなと思います。

さて、あなたがカードの聞きたいことを心に思い浮かべて、6枚の中から1枚選んでください。直感で、好きな絵柄で、または、何か引っかかりを感じるものを選んでみてください。

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少しルールをお話しすると、先ほどもお話しましたが、今回のテーマは蠍座です。蠍座に関連したカード6枚を選んでいます。蠍座に太陽が位置する期間は、今年は10月23日21時頃から11月22日18時頃まで。

次回は、射手座に太陽が移る少し前に更新する予定です。そして、カードも射手座に関連するもの。毎回、その時期の星座に関連したカードが登場します。



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